色彩検定2級の学習・復習・振り返り

目次

学習計画

一昨年3級を取った。3級ではあまり格好良くないので,2級を取っておこうと思う。

2020/9/10進捗
3級問題の復習 完了
2級問題の反復演習に取り組む

使用している問題集

見開きで1節 3級50節 2級51節

2020/11/8 受験終了

2020年12月 色彩検定2級 合格しました!

色彩検定3級・2級の要点集(復習)

「色表示」「色彩調和」が難しい。

※いちばん重要なこと0

「カラーシートを眺めて色の名前を覚える」

※次に重要なこと

「PCCSやマンセルなど,色チャートを眺めて形を記憶する」

3級

・藍より短波長の色は青紫。赤紫ではない

・可視光波長は380~780nm 400~500を短波長 500~600を中波長 600~700を長波長 

・波長横軸,光の割合縦軸を「分光分布曲線」,反射率縦軸なら「分光反射率曲線」透過率縦軸なら「分光透過率曲線」

・CD表面の色揺らぎは「回折」と「干渉」。「散乱」では,多色は見えない(夕焼けなど)

・杆体―中心窩周辺―暗いところ―明暗
・錐体―中心窩密集―明るいとこと―色識別

・昼光は,すべての色味を均等に含む

・加法混色ー点描・色光3原色ー混色前の各色の「中間の」明度
・黄色のモニタは赤と緑

・PCCSのトーンは明度と彩度
・色相環は12色+中間の24色 赤が2で紫が24 HVCで「2R-4.5-9s」と表記したり,トーンを使って「v2」と表記したりする
・明度は1.5~9.5 彩度は1s~9s
・赤/赤み橙/黄み橙/黄/黄緑/緑/青緑/緑みの青/青/青紫/紫/赤紫 ※橙と緑が多い。
・純色の明度は色相によって形が変わる→PCCS色立体はいびつ
・色立体は,顕色系と混色系があり,顕色系は色票があり,色票を持つ系をカラーオーダーシステムという

・系統色名(10色+無彩3色)と固有色名 固有色名のうち,JIS269色を「慣用色名」
・系統色名の有彩色は赤○黄○緑○青○紫○ ※中間は,隣り合う色名を合わせた名前

・煉瓦色は暗い黄赤 鶯色はくすんだ黄緑
・浅葱色は鮮やかな緑みの青 群青色はこい紫みの青
・サーモンピンクはやわらかい黄みの赤 スカーレットはあざやかな黄みの赤
・コチニールから採取したのはカーマイン
・カーキーはくんだ赤みの黄
・ベージュは明るい灰みの赤みを帯びた黄
・オリーブグリーンは暗い灰みの黄緑
・コバルトグリーンは明るい緑
・スカイブルーは明るい青 ターコイズブルーは明るい緑みの青
・マリンブルーは濃い緑みの青 ウルトラマリンブルーは濃い紫みの青(ラピスラズリ)
・バイオレットはニュートン・スペクトルの色で青紫。パープルではない。「UV」は紫外線。
・人類初の染料はウィリアムパーキンの「モーブ」 つよい赤みの紫

・暖色と寒色の中間は「中性色」。「中間色」はグレーっぽい色のこと。
・中間色は地味な色。彩度が低くても明清色や暗清色は地味っぽくない。
・回転を良くしたいレストランは「興奮色」を使う。
・闘牛士の布は観客を興奮させる。

・黒い点を見つめると起こるのは「補色残像現象」
・色相対比の例 背景黄緑なら緑は「青っぽく」背景青なら緑は「黄緑っぽく」見える 背景色と逆方向にずれて見える
・PCCSで「v10」はビビッドの黄緑である。

・グレイが色味を帯びることを「色陰現象」という

・縁辺対比は明度が異なる縁で起き,有彩色でも起こる。

・みかんが赤いネットに入ると,色相・彩度同化で赤く見える。
・同化は細い線で起きる。

・色相を12分割して考える「赤/赤み橙/黄み橙/黄/黄緑/緑/青緑/緑みの青/青/青紫/紫/赤紫」
・同一色相:赤と赤
・隣接色相:1個となり 赤と赤みの橙
・類似色相:2個となり 赤と黄みの橙
・中差色相:3個となり あいまい 赤と黄
・対照色相:4個となり コントラスト 赤と黄緑
・補色色相:5個となり(正反対) 赤と緑

・これも図で考える
・類似トーン:図にしたときに隣接
・対照トーン:図にしたときに離れている

・色相グラデーション:色の種類が変わる
・明度グラデーション:白っぽいのから黒っぽいのに変わる
・彩度グラデーション:色付きがだんだんモノクロに変わる
・トーングラデーション:純色から白または黒に変わる

・ファッションはベースカラー(ボトム)→アソートカラー(トップ)→アクセントカラー(小物)
・低彩度中明度→パステルカラー,優しさ

・インテリアは,住人の快適で安全な生活を目的とした,身近な物と空間のことである。
・奥壁を後退色にすると広く見える。
・インテリアは白黒茶が基本。下が暗く,上が明るくなるようにする。グラデーションをつけると統一の調和。コントラストをつけると変化の調和。

2級

・誘目性:気づきやすいか。高彩度・暖色
 視認性:遠くから見えるか。 色相の組み合わせ・明度差→ユニバーサルデザイン
 明視性:図形が遠くから見えるか 可読性:文字が遠くから読めるか。

・分光反射率は,反射率曲線を描きながらゆっくり考えること。
 全体に高い→白っぽい 特定の波長が突出→高彩度 短波長→青 これだけ覚える。

・色名を聞いて,どんな色だったか思い出す。
 チャコールグレイはシルバーグレイより暗い。
 オリーブグリーンはペパーミントグリーンより暗い。
 オールドローズはローズレッドより暗い。

・「スペクトル」→色相ごとに分光した光のこと。波長により反射率・屈折率が違うことで生じる

・黄斑の「中心窩」に密集するのが錐体である

・S(hort)錐体 短波長 青オプシン
・M(edium)錐体 中波長 緑オプシン
・L(ong)錐体 長波長 赤オプシン

・杆体のロドプシンは明所で分解される。暗所で(ビタミンAからできるレチナールと合成し)再形成される。分解5分,再形成30分。
→ビタミンA欠乏による夜盲症

・目はRGBの内,Gの感度が高い。プルキンエは,暗所で赤より青の方が感度が強くなることを発見した。

・「順応」は明暗の変化に適応すること。「色彩恒常」は,赤い光の中の白を白と認識する現象のこと。

・「演色性」とは,その「光源」が物の色を正確に見せられるかどうかを示す指標のことである。

・照明は,彩度が高いほうが(同じ照度なら蛍光灯より電球)明るく感じる

・色相,明度,彩度はHue,Value,ChromaでHVC。
 PCCSのHueは数字も文字も色を表すが,マンセルのHueは。文字で色を,数字は5を基準に隣色相へのずれを示す。赤→紫の方向に数字が増える。

・マンセルの文字は,RとYの中間ならYR。後に来るほうが文字は前に来る。

・マンセルの明度はPCCSと同じで白→黒に1.5~9.5,
 彩度はPCCSが1s~9sなのに対しマンセル1~14

・マンセル表色系は「マンセル・ブック・オブ・カラー」に1600色。
 JIS標準色票には2163色。

色彩検定振り返り

意外と時間がなかった。問い方を少し変えられると迷ってしまう。

でも、2級は取れた気がする。これで、色彩の学習はおしまい。

私の回答を示す。私が誤答したと思われる問題は,括弧付きで正答を示す。

大問→
記号↓
12345678910111213141516
a2442434221343132
b131432113(4)3121242
c332333(1)1411321
d11(2)1(3)4(2)142434211
e13114233242(3)
f41433412(1)214
g23244(3)
h443(1)24
i11(2)31
j4444

大問17

aトリコロール トライアド トーナル
(トーンイントーン)(ドミナントトーン)(スプリットコンプリメンタリー)
bビコロール トーンオントーン○
(コンプレックスハーモニー)

出題数100問中88問正解

2020/12/10追記合格発表

間違えた問題の配点は,

1点:13-g

2点:2-d,3-d,4-d,5-h,5-i,6-c,8-f,9-b,

3点:17-Aの3問

合計-26点 174/200 144点で合格なので,合格しました。

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