ICカード乗車券の使えるエリア

2020/9/1現在

一番使い勝手が良いのは,「交通系」9カードだ。

これに準ずるのは,関西私鉄の「PiTaPa」

鉄道の相互利用可能な点は上の9カードと同じだけど,

「PiTaPa」だけはポストペイ(クレジットカードみたいに後払い)方式を採用してしまった。

JR西日本の「ICOCA」の向こうを張るためだったのかもしれないが,

カード契約が必要で手間がかかり,普及は出遅れた。

さらに追い打ちをかけるように,9カードはキャッシュレス化の波に乗って3大コンビニなどあらゆる場面で利用が拡大したが,「PiTaPa」は。

ICカードの利用は,大きく分けると鉄道・バス・買い物の三分野に分けられるが,今回は鉄道に絞ってさらに調べることにした。

1.9カードで相互利用可能な鉄道

JRの一部路線(東日本・西日本・東海・)

2.片利用可能な鉄道

・札幌の

・仙台の地下鉄

・高松琴平電鉄

・広島電鉄とアストラムライン

・熊本電鉄

3.片利用を検討している鉄道

・富山地方鉄道

・鹿児島の路面電車

※鹿児島は2017年に発表されているが,いつになったら対応するのだろうか。

4.ICカードを使える路線が無い県

青森県 秋田県 徳島県 愛媛県 高知県

地元鉄道会社のICカードは存在していても,9カードとの片利用さえ対応していない状況だ。

また,岩手県・長野県・鳥取県・山口県は,県庁所在地でICカードが利用できない県だ。

また,都市部の近くにあっても,第三セクター路線にはほとんど導入されていない。

人口減少で今後ますます経営が難しくなる鉄道路線,

新幹線を除き,生き残れる路線かどうか判断するには,「ICカードが利用できるかどうか」を指標とするのが良いと思う。

使える路線マップ

小田急・近鉄を使えば,東京から大阪までICカードだけで乗り継げる!

緑: 赤:今後対応予定の社局

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