今年の末に この素晴らしい家を出なければならないことになり

普段の景色が愛おしく思えた

のびのびと寂しい 一人の時間も

時たま家族が来て 同じ時間を共有する楽しみも

窓からの景色も セミの声も

豊かな文物の数々も

何も持っていくことができない

去らねばならない

まだこの街でしたりないことがある

まだこの街で生きていたい

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