昔の笑点映像を見ていた中に
「女房に惚れると先が近くなり」をお題にした設問がありました(1999年6月27日)
この川柳なんか気になるなー。
子供心に川柳は理解するのが難しかったものですが,
川柳を使った問題は,落語の世界・古典の世界への足がかりとしては良いものだったのではないかと思います。
夏目漱石の時代は子どもの頃に漢文を素読させられたといいます。
理解できないことでも目にしたり耳にしたりすることで,記憶の片隅に残る。
これはなんだろう?という問いかけを続けることで,脳が発達する.
大人になってから,記憶が掘り起こされ,文化を継承する.
やがて子どもだった彼らは新しい文化の担い手となるのではないでしょうか.
この設問は,回答がまた良い物です
当時の世相を反映しています
孫出来て嫁との距離が近くなり 楽太郎 +1
国会がもめて解散近くなり 歌丸 +1
限りなく金利がゼロに近くなり 好楽 +1
清原が打てば優勝近くなり 小遊三
陣痛が起こればお産近くなり 木久蔵
武器捨てりゃ世界平和が近くなり こん平 +1
外国がインターネットで近くなり 楽太郎
嘘の数増えて別れが近くなり 小遊三
窓際に行けばリストラ近くなり 歌丸
圓楽さん人間国宝近くなり こん平 +1
(歌丸さんの腕を掴んで)脈取れば三途の川が近くなり 楽太郎 -1
+-は座布団の増減です